シャンパンとは何か、ちんと知っているでしょうか? 「炭酸の入った高いワイン」という漠然としたイメージが、一般的には浸透しているかもしれません。ここではシャンパンについての基本的な概要をお伝えします。
シャンパンの基準
シャンパンは炭酸が入ったスパークリングワインの一種ではありますが、シャンパンと一般的なスパークリングワインは明確に違いがつけられています。
・フランスのシャンパーニュ地方のブドウを使って作ったもの
・「シャンパン製法」を用いて作られたもの
上記の条件を満たしたものだけが、「シャンパン」と名乗ってい良いことになっています。ブドウについては、AOC(原産地呼称統制法)によって品種が定められています。シャンパン用ブドウは酸味が強く、この酸味こそが他のスパークリングワインにない上品な味を生み出すとされています。
シャンパン製法とは
最初の発酵は普通のワインと同じ方法で行われます。これでできたベースワインにさまざまな畑、年代のワインをブレンドして複雑な風味を作り出します。二次発酵にはこれに酵母、スクロール入りのシロップを加えて炭酸を作り出します。
酵母が澱(おり)となり瓶内にたまりますが、毎日わずかに回転させてこの澱を瓶の首部分に集め、除去します。その分減った量を甘さ調整用シロップで補充します。その後は最低15ヶ月寝かせることが法律で定められています。
こうした手間がかかっているのと、原材料のブドウが高価なため一般にシャンパンは高額になる傾向があるのです。
シャンパンがどんなものなのか、おわかりいただけたかと思います。このサイトでは、他にもシャンパンの価格や人気銘柄について解説した記事を用意しているので、シャンパンの知識をつけるのにお役立てください。